- ウレタン布団って洗えるのかな?
- 自分で洗えるのかな?その方法は?
健康をうたい文句に、CMや通販番組でよく見かける、高反発(低反発)マットレスです。皆さんは、素材の事を理解したうえで、購入されているのでいるのでしょうか?
結構、値が張るものもありますから、そのメンテナンスが重要になってきます。洗えるのか?、自分で洗えるのか?、その方法は?、注意点は?これらの疑問は当然ですよね。
- ウレタンって何?
- ウレタン布団はどんな布団?
- ウレタン布団の洗濯方法は?
- もしお店に出すならどこがいい?
この記事を読むことで、ウレタン布団のメンテナンス方法について、解決することが出来ます。では早速お伝えしましょう。
Contents
ウレタン布団ってどんな布団?

そう、ウレタン布団には、掛け布団がないのです。それでは、ウレタン敷布団についてお伝えしましょう。
- ウレタンについて
- 布団に使われるウレタンの特徴
- ウレタン布団のメリット
ウレタンについて
ウレタンとは、プラスチックの一種で、「ウレタン結合」と呼ばれる化学反応によって生成される樹脂の一種です。スポンジから塗料、断熱材や接着剤など、世の中の様々なシーンで利用されています。
- 「柔軟性」に優れ、引っ張られることに強いという特徴があります。
- 防振・防音効果も高い素材です。防振用のパッドとしても使用されます。
- ポリウレタンには衝撃に強いというのもメリットに挙げられます。
- 加工しやすい
- 耐熱性が低い
- 水分によってポリウレタンの劣化が促進される為、水に弱い
- 日光に含まれる紫外線の影響を受けると劣化が促進
布団に使われるウレタンの種類
布団で使用するウレタンは、軟質ポリウレタンフォームと言います。
軟質ポリウレタンフォームが使用されている製品に関しては、軟質ポリウレタンフォーム用途別で詳しく解説していますが、そもそも、ウレタンフォームは、使う目的別に大きく分けて2種類あります。
硬質のものは、建材・救命ブイなど、耐久性が求められるものに使われます。
- フォーム(FOAM=泡の意味)状のウレタンのことです
- ウレタンは生成時にガスを発生して発泡し、小さな気泡が増えて膨らみながら作られます。
軟質ポリウレタンフォームの特徴として柔らかく、クッション性と復元性に富んだ軟質フォームで用途として、日常生活において人が座るための各種クッション類や梱包、衝撃吸収材等に用いられます。

布団に使われるウレタンの特徴
布団に使われるウレタンは、低反発と高反発があります。
低反発ウレタンは、NASAで宇宙飛行士をロケットの発射から守るために開発されました。ロケットの発射時、宇宙飛行士の背骨には体重の1.5∼3倍の重力がかかります。この衝撃を吸収するために、低反発ウレタンが開発されました。
発砲を抑えることで、ウレタンの密度が高くなります。また、復元性も増すことから、体の衝撃を受け止めることが出来るようになりました。この低反発ウレタンは、反発力が極端に弱いため、卵を1mくらいの高さから落としても割れません。
- 柔らかいですが、へたりにくいです。
- 通気性が悪く、重たくなります。
- 寝た瞬間の感触はスーッと包み込んでくれる感触で、心地よいと感じられます。
- 人体を横にしたときには腰の部分だけ落ち込むので、腰痛の原因にもなりやすい
高反発ウレタンの素材は、「高ウレタン素材」か「高反発網目繊維構造素材」が主で、硬さやその配分はメーカーによって違います。
レクサス等の高級車のシートは、運転席もへたりません。これは、高反発で密度をあげたウレタンを使用しているからです。
- 高反発は、硬いです。
- 通気性は、低反発より良く、軽いです。
- よい寝姿勢をしっかり保ち、健康的に寝れます。
以上の事から、高反発ウレタンの方が布団に向いてるみたいですね。最近では凹凸形状のウレタンで、からだをやさしく支えることのできるウレタンが登場しております。
ウレタン布団にするメリット・デメリット
次に、ウレタン布団にするメリットとデメリットを、お伝えします。
- 断熱性が高い為 体を冷えから守り、冷えからくる症状を抑える事が、期待できます。
- 天然素材や他の樹脂素材と比較して、圧倒的な復元力があります。
- 天然素材や他の樹脂素材と比較して、からだをサポートする力を持っています。
- 天然繊維ではなく、えさがないため、布団の内部にダニが入り込むことはありません。
- 薄くて軽くてフローリングの上に1枚でも大丈夫、おまけに折りたためます。
- 形状によっては、あまり干さなくてよいそうです。
次にデメリットついて説明します。
- 長く使用すると、へたりがでやすいです。
- 値段が最近では、若干安くはなりましたが、まだまだ高価です。
ウレタン布団にすることで、良いことばかりにみえますが、個人の意見なのであくまでも参考にして頂けると嬉しいです。
ウレタン布団の洗濯方法
ウレタン布団は自宅で洗えるのか

自宅で洗う前に、まずウレタンの事について、復習してみる必要があります。
以上の事から自宅で洗うことは諦めた方が賢明ですね。
洗濯方法
お店での、洗い方を見てみましょう
- 水洗いで個別洗い、自然乾燥
- 天然素材石鹸で個別洗い、自然乾燥
- 布団専用洗剤、すし巻き状にして低速洗浄、平面乾燥機
いずれも高反発のみ洗濯可能でした。隙間がないと洗濯出来ないみたいですね。
もしお店に出すならどこがいい?
ウレタン布団をクリーニングしてくれるお店は、そんなにありません。その中でも、評判のお店を何軒か紹介したいと思います。
京葉クリーンライフ

画像引用京葉クリーンライフ
延伸還流洗濯脱水機を、使ってしゃぼん玉液体石鹸を使用した環境にやさしいEM布団丸洗い
- 集配方法→千葉県内及び東京23区は電話申し込みで無料但し曜日が決まっているので注意が必要です。その他の地区は宅急便での集配です。

布団丸洗いのフレスコ|北海道・沖縄も送料無料

しみ抜き等の前処理した後にすし巻き状に巻きます。素材別にあう様に調合された中性洗剤を使ってたっぷりの水で洗います。

布団専用に開発したサクション式平面連続乾燥機で乾燥

今回、フレスコさんの特徴である、すし巻き状に巻いて洗う事と、平面乾燥機をピックアップしてお伝えしましたが、もちろんその他の工程も責任持って取り組んでいらっしゃいますのでご安心ください。
画像引用:フレスコふとん丸洗い専門店

高反発ウレタンは洗えますが、低反発ウレタンは洗えませんのでご注意ください。
布団クリーニングのDEA

安全・安心!100%動植物油脂から作られた石鹸で布団を丸洗い

画像引布団クリーニングデア

ウレタン布団を、洗ってくれる洗濯業者の代表的な3社を、載せてみましたが、それぞれが工夫を凝らして布団クリーニングを行っています。
まとめ
ウレタン布団のことを、いろいろ調べてみましたが、奥が深くってびっくりですね。今回分かったことをまとめたいと思います。
- ウレタンと言う素材は、硬質と軟質がありそれぞれの用途があるという事。
- 更に低反発と高反発があり、低反発はNASAが、宇宙飛行士の為に開発したという事。
- ウレタン布団は自分では洗えないという事。
- ウレタン布団はダニが、生息しにくい等のメリットがあるという事。
- 洗濯業者によって洗ってくれる所とそうでない所があるという事。
- 洗ってくれる業者によって低反発を洗ってもらえないという事。
もっとたくさんありましたが、割愛させて頂きます。でもウレタン布団は、自分では洗えませんが、使うメリットはたくさんあるという事です。