- タオルケットは使ってるけど、洗濯してもいいのかわからない
- 夏場に使用することが多いけど、適当に洗っている。洗えないものもあるの?
- 洗濯機で洗濯すると、すぐにボロボロになる。毎年買い替えてるよ…
1年を通して使用しているタオルケット。肌ざわりが気持ちいいので、ついつい使用したくなりますよね。でも、他の洗濯物と一緒に適当に洗ってしまいがちで、洗えないものがあることすら知らなかった方もおられます。
タオルケットは、大人から子供までよく使うものだからこそ、洗い方をしっかりと押さえて快適な生活を送りたいです。
- タオルケットの洗い方
- 長期保管する前のタオルケットは、クリーニングに出そう!
- タオルケットを洗う頻度や気になる汚れを解説
この記事では、タオルケットのお手入れ方法から保管方法まで解説しています。
毎年買い替えていた方やお手入れ方法が分からなかった方も、この記事を読むことでタオルケットの洗い方がわかります。では、早速お伝えしていきます。
Contents
タオルケットを洗う前に確認しておくこと

何かを洗濯しようと思った時、よく聞く言葉を確認していただきます。お察しの通り、洗濯表示の確認です。
洗濯表示なのですが、世界共通にするために時々変更されます。平成28年(2016年)以前のタオルケットをお持ちの方は、旧洗濯表示になってますので経済産業省のページをご確認ください。
ここでは、新洗濯表示を解説しています。
洗濯表示の見かた

画像引用:経済産業省
表ではわかりにくい方は、動画も併せて確認してください。
タオルケットの洗い方
タオルケットの洗い方は、ネットに入れて洗濯機で洗い、干すと終わりです。適当にネットに入れてしまいがちですが、畳むことでタオルケットの痛みを防げます。
タオルケットの洗い方の手順は、下記の通りです。
- タオルケットを畳む
- タオルケットをネットに入れる
- タオルケットを洗濯機で洗う
- タオルケットを干す
①タオルケットを畳む

ネットに入れる前に、タオルケットを畳んでください。タオルケットを長方形の折り紙だと思いましょう。
- タオルケットを広げる。自分から見て横長になるように広げてください。
- 短い方の辺を手前から半分に折ります。
- 半分に折ったタオルケットの上だけを手前に半分折ります。この時の大きさは、タオルケット半分です。
- 全体をひっくり返し、反対側の一枚だけになった箇所を折ります。断面を見て、Wになっていたら大丈夫です。
- 長い方も同じように、山折りと谷折りを繰り返してください。自身が持っているネットの大きさに合わせて調節してください。
②タオルケットをネットに入れる

畳んだタオルケットを洗濯ネットに入れます。タオルケットが入る、大きめの洗濯ネットを用意してください。
③タオルケットを洗濯機で洗う

タオルケットを洗濯機で洗う場合は、毛布コースなどの大物洗いに用意されたコースを使用するのがオススメです。ですが、洗濯表示を確認して手洗いとなってたら、手洗いコースを選んでくださいね。
また、洗濯機によっては大物洗い用のコースが無かったりもします。その時は、標準コースで回してください。
洗剤は通常の洗剤で構いませんが、痛みが気になる方はおしゃれ着用洗剤を使用するといいです。ただ、柔軟剤は汗を吸わなくなるので、使用は控えた方がいいでしょう。
特に夏場は、タオルケット内の湿度が上がって熱がこもってしまうので、使用を控えることをおすすめします。

答えは、洗えます。
家庭の洗濯機で洗えるものなので、洗えるのは当然ですよね。しかし、コインランドリーでは、洗剤が選べず自動投入されてしまうので、好みの洗剤を使用することが出来ません。
ただ、大型乾燥機があるので、雨の日などでタオルケットの洗濯ができない日などは利用しやすいです。利用する場合、乾燥時間は20~30分までにしておいてください。
生地が傷むのを防ぐ為
タオルの洗濯に柔軟剤は不向き
柔軟剤を使用して洗濯をすることは、タオルをふわふわにしてくれると思いがちです。ですが、実際は逆効果になっています。
柔軟剤は本来、生地の繊維の表面を滑らかにするものです。
タオルがふわふわなのは、タオルのパイルのおかげです。柔軟剤を使用したからといって、タオルのパイルが働いてくれるわけではないので、タオルはふわふわになりません。
柔軟剤は繊維の表面を滑らかにする加工をしますので、タオルケットに柔軟剤を使用すると、水分を吸いにくくなりパイルが抜けやすくなります。身近なもので、表面を滑らかにするものといえばリンスがあります。
リンスは、シャンプーとセットで使用し髪の毛を美しく見せてくれるものです。通常シャンプーの後、リンスをしてしっかりと洗い流します。ですが、リンスを洗い流すのを忘れてしまったと仮定しましょう。
そのまま乾いてしまった髪の毛は、美しさではなく水分を受け付けにくく、カピカピで想像しただけでも残念な印象になります。先日、友人の娘がそれをしてしまい、登校前だったので少し大変だったようです。
柔軟剤を使用したタオルにも同じことが起こっているのです。しかも、柔軟剤はしっかりすすいでも成分が残りやすいので、注意が必要です。成分が残りやすい特徴として、衣類に匂いの加工をしてくれています。
人間も生まれたての赤ちゃんの時はリンスが要らないように、新しいタオルも柔軟剤は必要ありません。使っているうちに、硬くなってきたなと感じ始めた頃にたまに使用してあげると柔軟剤の良さが活きてくると思います。
それでもタオルへの使用頻度は、10回に1回くらいのペースに留めておいてください。
柔軟剤の代わりに、クエン酸を使用するのもオススメです。
クエン酸を使用すると、洗濯洗剤を中和してくれるのでタオルをふわふわに仕上げれます。ぜひ、試してください。
水40Lに対してクエン酸小さじ1
④タオルケットを干す

ベランダやお庭などで干して、しっかりと乾かしましょう。
洗濯ネットから出したタオルケットを10回位、上下に振り形を整えて干します。
難しい場合は、洗濯機の乾燥モードで5~10分ほど回すといいです。洗濯機を使用する場合は、大きめの洗濯ネットを使用してください。
タオルケットの干し方

タオルケットの干し方には、ちょっとした工夫が必要です。
今回紹介する干し方は、タオルケットによく日が当たり、風も通して早く乾かすことが出来ますので参考にしてみてください。
М字干し

この干し方は、干したものがアルファベットのМの様に見えることからその名が付きました。通気性が上がり、1本の物干し竿で干すよりも乾きが早くなります。
用意するもの | 物干し竿2本 |
手順 |
|
この干し方ですが、ハンガーを2本使用することでバスタオルやフェイスタオルを干す時にも代用が出来ます。また、大きいもので行うのが不安な方は、ハンガー2本を使用してバスタオルなどで試してみてください。
A字干し

先程のМ字干しは物干し竿を2本使用しましたが、こちらは物干し竿が1本でも対応している干し方です。
賃貸にお住まいなどで、物干し竿を2本も使用できない時はA字干しがおすすめです。私は、物干し竿1本と洗濯ロープを使用しているので、A字干しの方が馴染みがあります。
用意するもの |
|
手順 |
|
画像を見て頂いたらわかるのですが、ハンガーの真っすぐなラインとタオルケットが覆いかぶさってるのを横からみると、アルファベットのAにみえます。なので、A字干しとよばれています。
長期保管する前は、クリーニングに出そう!

タオルケットが活躍をする季節は、主に春先から夏場です。最近の住宅事情が良くなってきたこともあり、1年中使用している家庭も多いですよね。ですが、夏場用と冬用で使い分けている家庭も少なくはありません。
とても重宝するタオルケットを長期保管する時には、保管場所や保管前の再度の洗濯が必要になってきます。また、洗濯表示を確認したら家庭では洗濯できないものだったなんてこともあります。
そんな時に、頼れるのが宅配クリーニングサービスです。業者によったら、長期保管もしてくれますので利用をオススメします。
宅配クリーニング業者は、別の記事で紹介してますのでよろしければそちらも併せて確認していただければと思います。


タオルケットを洗う頻度や気になる汚れにはこれ!

タオルケットは直に肌と触れる部分があり、そこは汚れていたり変色していたりします。これまで、洗い方などを解説してきましたが、洗う頻度が分からない方もおられると思います。
この項目では、タオルケットを洗う頻度と気になる汚れについて解説していきます。
タオルケットを洗う頻度
基本的には、2週間に1回と言われています。
ですが、真夏などのよく汗をかく季節は1週間に1回洗濯をした方が良いでしょう。なぜなら、寝てる時も日中の活動時と同じように汗が出るといわれているからです。
汗が原因で、寝具であるタオルケットがダニに侵されてしまっていたり、目には見えない空気中の埃が引っ付きやすくなります。そうなると、健康被害などの2次被害が起きる原因にもなりかねません。
夏場、1週間に1回洗濯がどうしてもできない方は、除菌・消臭スプレーなどを活用するといいかもしれません。ですが、あくまでも気休めですので、応急処置という事を念頭に活用してください。
ダニや除菌・消臭スプレーに関しては、別の記事で詳しく解説していますので併せて確認していただければと思います。


タオルケットの気になる汚れ
タオルケットの一部が汚れている場合、凄く簡単な方法で取れる場合があります。下記の方法を是非試してください。
汚れている箇所に洗濯洗剤(液体)をたらして、洗剤のキャップの裏などでトントンと叩きます。
ポイントは、キャップの裏でトントンとして洗剤を生地に馴染ませることが大切なんです。
またタオルケットの汚れと言えば、毎日使用していて染みついた匂いや汚れもあります。そちらには、粉末タイプの洗濯用漂白剤を使用して取り除きます。
【手順】
- 40~60度のお湯を用意します。
タオルケットが全て浸かる量が必要ですので、お風呂が適していると思います。 - 用意したお湯に、漂白剤を適量入れてください。
染み抜きや付け置きの部分に記載してある量を入れます。※商品によって異なります - 1時間付け置きします。
この時、お湯が冷めないようにふたをしておくといいでしょう。 - 通常通り洗濯します
付け置き後は、軽く水気を切ってから通常の洗濯を行って下さい。
漂白剤を使用しているので、除菌効果が期待できます。ただ、カビなどの真菌には効果が期待できないので、カビなどが出来てしまった場合は、別の対処が必要になります。
また、漂白剤で匂いは取れますが、同時に漂白されるので柄物や色物のタオルケットには不向きです。漂白剤の量を入れすぎないようにすれば、防ぐことが出来ますが少しでも不安があれば端などでシュミレーションしてから行って下さい。

タオルケットの保管方法

タオルケットを保管するなら、布団圧縮袋がおすすめです。なぜなら、布団圧縮袋は保管中の湿気を防ぐのに最適だからです。
1年以上の長期間保管する場合は、定期的に圧縮袋から出して天日干しを行う必要がありますが、半年程度の保管であれば問題ありません。
また、布団圧縮袋で保管する際は、防虫剤も一緒に入れておけば次に使用する時、虫に食べられて穴が開いてしまったなどの、保管の失敗を防ぐことも出来ます。
布団圧縮袋のタオルケットや薄手の毛布用なども発売されていますので、自身が持っているタオルケットに合う圧縮袋を使用し収納してくださいね。

まとめ

タオルケットのお手入れ方法を解説してきました。
タオルケットを干す際のM字干しやA字干しは、タオルケット以外に毛布などを干す際にも応用して頂きたい干し方です。是非マスターしてください。
また、タオルケットを洗濯機で洗う際に柔軟剤の使用は控えて下さいとお伝えしました。それは、毎日使うバスタオルや夏場の衣類にも言えることです。
なぜなら、汗を含む水分は吸収してほしいからです。衣類など、どうしても柔軟剤を使用したい場合は、肌着以外にして肌着はなるべく洗剤だけで洗う事をオススメします。
また、肌に直接触れる物に柔軟剤を使用することで、柔軟剤の化学物質による肌の痒みが生じている場合もあります。なるべく寝具を洗う際には使用しないか、使用してもごく少量に留めておいてください。
タオルケットは、ご家庭でよく使用するものです。お手入れ方法をマスターして、是非毎日快適に過ごしてください。
では、今回はこの辺で失礼いたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。