- ダニは、布団の中にいるのかな?
- ダニを、自分で退治できるのかな?
- ダニを、防ぐ方法って、何があるのかな?
小児喘息の主な原因は、ハウスダストと言われています。ハウスダストとは、小さい埃やダニやその死骸のことです。洗濯に出す事も良いですが、自分で何とかしたいですよね。
- 布団の中のダニの種類は?
- 人体への影響は?
- ダニを退治する方法は?
- 人体に影響がない方法は?
- ダニ除け効果を、長持ちさせる
この記事を読むことにより、ダニのいない綺麗な布団で安心してよく寝れるようになります.ではさっそく調べてみましょう。
布団の中のダニの種類は?

まずは、布団の中にいるダニの事を知らないと退治できませんので、いろいろ調べてみましょう。
ここでは、以下の4つについて詳しく解説しています。
- ダニの種類と特徴
- ダニが生息する環境
- ダニが繁殖しやすい場所
- 人体への影響は?
ダニの種類と特徴
ダニの種類
- ヒョウダニ→人のフケ・アカ・髪の毛などの有機物が好物ですが、人を刺すことはありません。
- ツメダニ→ヒョウヒダニをエサとするツメダニが発生します。人を刺して体液を吸うことがあり、刺された数時間後に激しいかゆみが生じます。
ダニが生息する環境
気温は25度程度、湿度は60〜70%といわれている。この気温・湿度のラインを超えると繁殖のスピードが加速します。
実はダニが繁殖しやすい気温・湿度は人間がよく眠れると感じる気温・湿度とほとんど変わりません。
繁殖しやすい場所
人体への影響は?

ダニによる主な症状
- アレルギー性喘息
- 鼻炎
- アトピー性皮膚炎
- 結膜炎
原因→布団や畳に生息するダニの死骸や糞が鼻から入り、さらに気管にまで侵入してダニが持つアレルゲンが起因して、免疫反応が過剰に働いてアレルギー症が発生します。
ダニを退治する方法は?

ダニを、安全に退治する方法を、探してみましょう。
- スプレー(ピレスロイド系殺虫剤)(天然由来成分)の特徴
- ダニ取りマット(誘引剤は食品級、乾燥剤は植物性の無害)の特徴
- 加熱蒸散(ピレスロイド系、オキサジアゾール系、トリプルオロメタンスルホンアミド系)の特徴
スプレーの特徴
駆除用スプレー
殺虫剤入りで、ダニがいると思われる場所やものに、スプレーするだけでダニを駆除できる。殺虫剤を、アルコールで希釈しているので、アルコールが揮発するまで待つ必要ある。
殺虫剤の成分は、化学薬品であるので少量とはいえ、人体に対しあまり好ましくない。
ダニ除けスプレー
天然由来のハーブ(除虫菊、天然ヒバ清製油等)を、主成分としたダニ除けのみのスプレーで、殺虫効果はない。
ダニ取りマットの特徴
誘引マット
安全な食品添加物や食品香料などの香りでダニを誘き寄せる
乾燥剤
吸湿性セラミックまたはシリカゲルによって生きたダニを乾燥ミイラ化して退治します。
誘引マットでダニをおびき寄せ捕獲し、乾燥剤で乾燥させて死滅させる「捕獲乾燥型」です。
加熱蒸散の特徴

ダニやノミなどの駆除にも使える総合害虫駆除剤
第二類医薬品として厚生労働省より承認されている。薬剤師又は登録販売者が常駐する店舗(薬局・薬店・ドラッグストア、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・ホームセンター・ディスカウントストアなど)のみの販売となる。
- 副作用等によって、日常生活に支障をきたすほどの健康被害が生じるおそれがある医薬品である。
- 注意書きの「使用上の注意をよく読んでお使いください」の前に「薬剤師・登録販売者に相談の上」という文章が必要です。
という事が分かりました。
第2類医薬品の事が分かったところで、次に霧化方式の違いについて調べてみましょう。加
熱蒸散燻煙式殺虫剤(水を使うタイプ)
水を使うタイプの基本で、ゴキブリ・ダニ・ノミを部屋中まるごと駆除する総合駆除タイプ。なお使用直後は刺激臭があるので換気が必要です。
発生する煙から、火事と誤認される事があるので、近所に声掛けや貼り紙等で知らせることが必要です。
パソコン等精密機械、または食品への影響を考慮して、精密機械や食品類や食器類などを置いてある部屋ではビニール等でカバーが必要です。
全量噴射式エアゾール(足でペダルを踏んで始動するタイプ。)
煙が出ないので、マンションやアパート等の集合住宅での使用に適しています。
ノンスモーク霧タイプ で ゴキブリ・ダニ・ノミを部屋中まるごと駆除する総合駆除タイプ。有効成分の残効性に優れ、隣からのゴキブリの侵入を防ぐ事が出来ます。
いろいろとダニ駆除とダニ除けのグッズを調べてきましたが、一長一短があり何がベストかは、言えませんよね。
人体に影響がない方法は

小さいお子さんがいる場合は、特に健康被害が少ない方法を選ばないといけません。そこでダニ駆除と、ダニ除けとを組み合わせって考えてみたいと思います。

画像 オリジナル
以上の結果から、健康被害が少なく利便性、コストの面から、次の組み合わせがお勧めではないかと思います。
- ダニ駆除→即効性と利便性とコストが〇もしくは◎で安全性が△の駆除用スプレー
- ダニ除け→即効性は×だが安全性、利便性、コストで◎もしくは〇のダニ除けスプレー
その後は、掃除機で、駆除したダニの死骸や糞などを、吸い取って綺麗にする事が大切です。
ダニ除け効果を、長持ちさせる
ダニを退治しても、それで良しではありません。この項では、ダニの事について復習して、ダニ除け効果を、長持ちさせる方法を、調べてみましょう。

- ダニの餌をなくす。
- ダニが生息しにくい環境にする。
- 頻度を決めて、スプレーを散布する。
ダニの餌をなくす
ヒョウダニの餌は、人のフケや髪の毛、垢です。これらをなくすには、朝起きたら寝床の清潔を保つ為に、清掃を行うことが求められます。餌がなくなれば繁殖を抑えられます。
ヒョウダニがいなければ、ヒョウダニを餌とするツメダニは発生しません。やっぱり清潔保持が一番の対策ですね。
ダニが生息しにくい環境にする
ダニが生息しやすい環境は、気温25℃前後、湿度60~70%でした。温度の管理は難しいですが、湿度は窓を開けて風通しを良くすることで抑える事ができます。
朝起きたら、掛布団を上げ敷布団の汗を乾かすために、寝室の窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。そうする事により、布団の中の湿度を下げる事ができます。
もしあるのであれば、布団乾燥機で乾燥させることも良いと思います。
頻度を決めてスプレーを散布する
ダニ駆除スプレー、ダニ除けスプレーともメーカー推奨は1ヶ月前後とありますが、安全を見込んで3週間くらいがいいのではと思います。
まとめ
ダニによる健康被害を防止するには
- ダニ駆除スプレーを散布してダニを撲滅させる。
- 掃除機でダニの死骸や糞を吸い取り除去する。
- ダニ除けスプレーを散布しダニが近寄らないようにする。
- 毎日布団を掃除してフケ、髪の毛、垢を除去して清潔を保つ
- 起床時掛布団を上げて窓を開けて敷布団を乾かす
- 1回/3週間の頻度で、ダニ駆除スプレーとダニ除けスプレーを散布する
これでダニによる健康被害を防止する事により、よく寝れるようになります。心身の健康にも役立てる事ができるでしょう。