- シーツや布団カバーの正しい洗濯方法って?
- どれくらいの頻度で洗えばいいの?
- 梅雨時はどうしたらいいの?
シーツや布団カバーの洗濯。どちらも大きくて、普通の衣服を洗うより手間が掛かります。しかし、どちらも毎日肌に触れるものだからこそ、いつも清潔にして使いたいところですよね。
なるべく大変にならない程度に、寝具を快適に保つにはどうしたら良いのでしょうか?
- シーツ、カバーそれぞれのベストな洗濯方法
- 乾きやすい干し方
- 梅雨対策
この記事では、できるだけ負担なくシーツやカバーを清潔に保つ方法をご紹介します。ではさっそく見ていきましょう。
Contents
シーツの洗濯方法

まずはシーツの洗濯方法です。ここでは、自宅の洗濯機で洗う場合について解説していきますね。
コースは素材によって使い分けよう
薄手であれば、通常のコースで充分です。しかし厚手のパット類(夏用のひんやりパット、冬用の起毛パットなど)は、おしゃれ着コースなどの水流が弱めのコースがおすすめです。
フラットシーツ(ただの1枚の布のシーツ)、ボックスシーツ(布団にはまる形にできたシーツ)どちらもです。ただしボックスシーツの場合は、洗濯前に四隅のホコリを取り除いておきましょう。
そのまま洗濯機に入れると、シーツが傷んでしまいます。
具体的には・・・
丸めて放り込んだりすると、洗濯機の中でねじれたりほつれたりします。複数洗う場合はシーツ同士が絡まってしまうことも多く、尚更汚れも落ちにくくなります。
これを防ぐためにも、一つずつ蛇腹折りにしてネットに入れて洗うのがおすすめです。
そうすることで、シーツを長持ちさせることができます。
洗剤はどんなものを使う?
シーツに使う洗剤は、市販の中性洗剤や天然由来の洗剤が良いでしょう。弱アルカリ性の洗剤もありますが、中性洗剤に比べるとやや布地を傷めやすいところだけはお気をつけ下さい。
洗う頻度は?
シーツを洗う頻度は、夏場も冬場も週1回程度が最適です。
夏はもちろん暑いですし、冬も暖房をかけて寝ることが多いので思ったより汗をかきます。シーツは直接肌に触れるもの。そして、人間は眠っている間にコップ一杯以上もの汗をかくという話もよくありますよね。
それでは寝心地も良くないですし、汗や皮脂からダニが繁殖してしまいます。より気持ちよく眠るためには、洗わない日も(雨でなければ)なるべく外に干す時間を作るといいでしょう。少し日に当てれば、ダニを死滅させることもできます。
布団カバーの洗濯方法

お次は布団カバーの洗濯方法です。ここでも、自宅の洗濯機で洗う場合について解説していきますね。
コースは素材によって使い分けよう
「大物洗い」があればそれを使いましょう。しかし、布団カバーはそれぞれのメーカーや素材によって洗濯表示が違います。
そのため、まずは洗濯表示を確認しましょう。デリケートな素材であれば、手洗いやおしゃれ着コースがおすすめです。
洗剤はどんなものを使う?
布団カバーに使う洗剤も、市販の中性洗剤が良いでしょう。やはりこちらも薄い素材なので、(生地を傷めないために)弱アルカリ性より中性のほうがおすすめです。
洗う頻度は?
こちらもシーツと同様、週1回程度が最適です。洗えない時は少し外に干して風に当てるだけでも大丈夫です。
シーツと布団カバーの干し方

さて、ここまでは洗い方をお伝えしてきましたが、最後は効果的な干し方をお伝えしていきます。
基本的な干し方
外に干す場合、中に干す場合、それぞれのポイントをお伝えしていきます。
外に干すなら
天気が良い日、すぐに取り込める日であれば、外に干すのが良いでしょう。
繊維を傷めないためにも、天日干しより陰干しがおすすめです。夏は比較的日差しの弱い午前中、冬はしっかり日が当たる日中に干しましょう。
スペースに余裕があれば、1本の竿に干すよりも、2本の竿に跨がるように干した方が乾きが早くなります。
竿や柵には土埃や花粉がついていることが多いので、一度サッと拭いてから干すことをおすすめします。
それでも気になる方は、汚れ防止シートなどを使いましょう。通販などで、大体1000円弱で購入できます。
室内に干すなら
一人暮らしや長時間の外出、天候が気になる場合などは、室内に干すと良いでしょう。
室内だとスペースがあまりないので、ピンチハンガーに蛇腹状にして掛けたり、突っ張り棒を利用して竿のように使ったりしてみるという方法があります(どちらも百均で買うことができます)。
そうすれば、あまり生活スペースがせまくならずに寝具を干すことができます。
梅雨時期を乗り切るポイント&おすすめアイテム

梅雨時期など、雨の多い季節はなかなか干せず困りますよね。特にシーツや布団カバーは大きいですし、スペースをとってしまうのでなかなか洗うのが難しいところです。
こちらの項目では、こんなときの3つのポイントと、おすすめアイテムをお伝えしていきます。
ポイント① 洗い替えのシーツを用意
ずっと雨の予報が続いていると、洗濯することも大変ですよね。せっかく洗うことができたとしても干すことができなかったり、そもそも洗えなかったりするかと思います。
そんなときは、シーツを多めに持っておいてこまめに交換するのが賢明です。大体1人あたり3〜4枚あれば、洗濯ができないときや汗をかいてしまったときも使い回しできて安心です。
ポイント② こまめに分けて洗おう
特に家族で住んでいる場合など、一度に洗うシーツが多くなってしまうのではないでしょうか。そんなときは、焦って全部洗わず1〜2枚ずつ洗って、梅雨の晴れ間を狙って干しましょう。
上の項目でもお伝えしたように、何枚か洗い替えを使い回しておくといいでしょう。
ポイント③ 風通しを良く
もし晴れ間が出て干せるようであれば、とにかく風通しの良いところに干しましょう。日光は当たらなくても、風さえ当たればよく乾いてくれます。
このとき、いつもに増して気をつけていただきたいのが、シーツ同士を重ねないことです。ただでさえ湿気が多いので、(スペースを抑えたいのはとてもよく分かるのですが)できる限り広げて干しましょう。すると、湿気の少ない日と同じくらいしっかり乾きます。
おすすめアイテム
最後に、部屋干しでも外干しでも役立つおすすめのアイテムをひとつご紹介します。

こちらは、コジットさんの「くるくるハンガー」。室内はもちろんベランダでも、干しておくスペースをぐんと小さくできます。
190cmまで対応しているため、セミダブルサイズまで掛けることができます。
値段 | 1,408円(メーカー希望小売価格) |
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寸法 | 35×15×36cm(長さ×幅×高さ) |
素材 | 本体:ステンレス、キャップ/フック:ポリプロピレン |
重量 | 350g |
原産国 | 中国製 |
使い方は、シーツやカバーの皺を伸ばして半分に折り、そのままハンガーにゆっくり掛けていくというものです。
ちなみに、他にもたくさんの種類があります。気になる方は是非「くるくるハンガー」で検索してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
洗えないときは少し干すだけでも大丈夫。大きなものを洗うのは面倒ですが、少しの工夫で楽に洗って干すことができます。
なかなか洗ったり干したりできない日のために、洗い替えもいくつか用意できると安心ですね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。