- 枕って洗った方がいいのかな?
- 布団はたまに干すけど、枕はどうやって手入れするの?
- そもそも枕ってそんなに重要かな?
普段何気なく使っている枕。中にはお気に入りのものじゃないと寝れない人もいるくらいですよね。
しかし、そんな枕をこまめに手入れしている人は意外と少ないんです!
- 枕は洗った方がいい?洗わない方がいい?
- 普段の枕の手入れ方法
- そもそも枕は必要なのか
本記事では布団だけでなく、枕の手入れだってした方がいいことを薄々気づいていながらも、どうやったらいいのかわからない。そんな悩みを解消していきます。
Contents
枕は洗った方がいい?洗わないほうがいい?

結論からいうと、洗える素材なら洗った方がいいです。
枕も布団同様、毎日使うものなので清潔に保つことが大切になります
洗える素材と洗えない素材
枕によっては洗えない素材を使っていることもあります。ここで自分の枕が洗えるものか洗えないもの確認しておきましょう!
洗える素材
パイプ、ポリエステル綿(※)、コルマビーズ(※)、ミニボール(※)、ダウン、などが洗える枕に使われる素材です。
※マークのついた素材は洗えない素材の場合もあります。

画像引用:消費者庁
洗濯表示に上のマークがあるものは家庭で洗えないので気をつけましょう。
洗えない素材
そば殻、低反発ウレタン、羽、スノー低反発を使用しているものは洗濯できません。
洗ってしまうと、かえってカビやダニを繁殖させる結果になったり、低反発の効果が弱くなったりする可能性があるので気をつけましょう。
ちなみに、過去に私が使ったことがある枕のなかには、枕カバーとセットになっているものがあります。カバーも枕の表面も詰め物も全てポリエステル100%でした。
しかし、よくよく洗濯表示を確認してみると、枕カバーは洗濯できるし、タンブラー乾燥(コインランドリーの乾燥機能みたいに回転させながら乾燥する方法)も可能でしたが、枕本体は洗濯禁止だったのです!
この記事を読んでくれている皆さんの中にもカバーは洗っていいけど枕はダメという方がいるかもしれません。洗濯表示を確認するときはカバーと枕、別々で見ましょう。
枕の洗い方
それでは、家庭で洗える枕の洗い方について紹介していきます。
といっても難しいことはありません。洗濯表示に気を付けて洗濯機で洗ってしまえばいいのです。
- 枕カバーをはずす
- 枕を洗濯用ネットに入れる
- 中性洗剤を投入する
- ドライコースや手洗いコースなど、優しく洗うコースを選択して洗濯機を回す
- 洗濯が終わったら、優しく叩いて中身を均一にする
- 洗濯表示に合わせて天日干しか陰干しをする
特に大切なのが、干す前に中身を均一にしておく作業です。枕の中身の偏りを放置してしまうと、乾きにムラが出てしまいます。干している間も中身は少しずつ下に偏ってしまいますので、たまに均一になるようにして上下をひっくり返すと早くしっかり乾きます。
せっかく洗濯してきれいになったのに、乾きにムラがあったせいでカビが生えたりしたら意味ないですからね。
枕干しは100均ショップでも売ってるので、一つくらい持っているようにしましょう。
普段の枕の手入れ方法

布団と同じで枕もこまめな手入れが必要です。洗うだけでなく他の手入れ方法について紹介していきます。
天日干しか陰干しか
枕によって天日干しにするか陰干しにするか違います。

画像引用:消費者庁
枕の干し方で主に使われるのはこの2種類です。お持ちの枕の洗濯表示を確認してみましょう。見当たらない場合は文章表記がないか、枕カバーの方にマークがないかなども見てください。
布団クリーナーを使う
布団を干す機会が多い家庭にはあまり馴染みがないのではないでしょうか。
普通の掃除機と違って、布団をきれいにすることに特化した布団クリーナーは枕にも有効です。特にUVランプや温風機能がついているものは、その場でダニを死滅させて吸い取ります。
布団クリーナーは梅雨時期など、なかなか布団が干せない時に大活躍です。使う時に一緒に枕もお手入れしましょう。
UVランプや温風の機能がないクリーナーなら、天日干しをした後に使うことで同様の効果を発揮します。
掃除機のヘッドを付け替える兼用クリーナーより、専用クリーナーの方が衛生的にもオススメです。
そもそも枕は必要なのか

枕は睡眠の質を左右する大切なものです。しっかりと自分に合った枕を見つけて使うようにしましょう。
枕の選び方
枕は仰向けの時、脊柱のS字カーブ(首の連なった骨)が維持できるものもしくは、横向きで寝た時、首の骨と床が平行になるものがオススメです。どちらの向きで寝ることが多いかで決めると良いでしょう。
また、枕の高さ(厚み)による相性があります。男性やよく運動をする人はやや高め、女性やあまり運動をしない人はやや低めがオススメです。
ここからちょっとした雑学です。
あなたは枕にどのくらいの面積で頭を乗せていますか?実は枕に首までしっかりと乗せるのが理想の姿勢!
上記にあるS字カーブの維持などは、正しい枕の使い方をしていないとかなり難しいんです。
合わない枕を使うと?
肌触りが気持いいから、とりあえず低反発だからといった基準で枕を選ぶと、自分の体格に合わないものだったりします。肌触りは大切ですが、必ずしも低反発だから良いとは限りません。それ以上に自分に合っている枕であることが大切!
スマホが普及した現在、日中ずっとうつむいた姿勢のせいで、脊柱のS字カーブがそもそも維持できないストレートネックになった人がとても増えています。頭の重心がずれて支えきれず、頭痛や肩こりに悩まされるのが一般症状です。
ストレートネックと枕、関係あるの?と思ったことでしょう。
では想像してみてください。普段から姿勢が悪くて苦しいのに、自分に合わない枕のせいで頭痛や肩こりなどの症状は悪化してしまいます。体を休めているはずの時間に疲労が溜まることをしているわけです。
それを考えると、せめて寝ている間だけでもしっかり休みたいと思いませんか?
まとめ

いかがでしょうか。今回は枕を清潔にする方法、自分に合った枕の重要性について紹介しました。
それでは記事のおさらいをしましょう。
- 枕の素材を確認し、洗えるものなら定期的に洗う
- 枕を干すときは中身を均一にしてから、天日干しか陰干しか洗濯表示に従って干す
- 普段のお手入れ方法として布団クリーナーが有効
- 枕を選ぶときは、仰向けで脊柱のS字カーブが維持できるか、横向きで首の骨と床が平行に維持できるものを選ぶ
- 自分の体に合わない枕は睡眠中に体を疲れさせる原因になる
昔から布団と一緒にいろんな枕を試してきましたが、一時期「枕いらないんじゃないか」と思ったことがありました。
ですが、枕を使ったり使わなかったりと繰り返すうちに、寝起きのスッキリ感や体の調子の違いに気づき、「枕ってこんなに大事だったんだ」と改めて思い知らされたこともあります。
みなさんの快眠の一助になれたら幸いです。