- 布団についてしまった汗染みはきれいになるの?
- 自宅でも汗染みが取れるのか知りたいな
- 汗染みの失敗しない正しい取り方は?
- 汗染みを防ぐ方法はあるのかな?
布団のカバーを取ったら黄色い汗染みが付いている!という事は少なくないと思います。いつも使っているお布団が汗染みになってしまったらショックですよね。
布団はお家でも染み抜きが出来るのか、出来たとしても失敗したらどうしようと悩んでいる方もいますよね。
- 布団の汗染みはきれいになる!黄ばむ原因とは
- 汗染みを落とす時に必要なものと作業の流れを解説
- 汗染みを防ぐ方法をご紹介
- 布団を丸ごと洗う方法
この記事を読む事で布団の染みについて知ることが出来て、汗染みを落とす方法を習得できます。
汗染みだけでなく、広範囲に広がった布団全体の黄ばみを落とす方法もご紹介しています。では早速お伝えしていきます。
Contents
布団の汗染みはきれいにできる?

布団の汗染みは「洋服の汗染みと同じできれいにすることが出来ます!」洋服であればいつでも簡単に洗濯機で洗えますが、布団の場合はそうはいきませんよね。
しかし布団も洋服のように正しい方法で染み抜きをすればきれいになります。
間違えた方法で洗うと失敗して羽毛が寄れて戻らなくなってしまったり、取り返しのつかない事になってしまう方も多いようです。
羽毛布団を 洗濯表示も見ずに
洗濯してしまった結果です。#羽毛布団 #回復不能 #片寄ったらもう戻らない #どうしよう pic.twitter.com/ITuKoaJyjo— よくお腹下す晴れ女2023🌞 (@unkotabezoo) August 27, 2020
ところで旦那ちゃんの布団洗濯失敗して中身ぐちゃぐちゃでどうしよ
— はにわ泰喜 (@gantetsu38) March 17, 2017
汗染みはなぜ黄ばみになるのか
よく「人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかく」と聞いたことがあります。その汗や皮脂汚れが時間と共に酸化するのが黄ばみの原因です。
黄ばみについて詳しく説明していきます。汗は皮膚にある2種類の汗腺から出てきています。
- 「アポクリン腺」
- 「エクリン腺」
黄ばみの原因を作ってるのは「アポクリン腺」から出る汗で、主にわきの下から出ていると言われています。これにはリポフスチンという色素が含まれているので布団が汗を吸収して時間が経つと黄ばみになります。
エクリン腺は水分でできているので黄ばみの原因ではないそうです。
それに加えて、顔まわりは一番皮脂が多いので布団の襟もとは特にシミになりやすいのです。
布団の汗染みを取る方法
汗は水溶性で皮脂は油性の汚れです。汚れの種類に合わせて洗剤を使用して染み取りをしていきます。
汗(水溶性の汚れ) | 酸性系漂白剤(ワイドハイターやオキシクリーン)と水 |
皮脂 | 中性洗剤(アタックやアリエールなど) |
用意するもの
前述でもお伝えした通り、汗や皮脂は洋服に付く汚れと同じです。なので普段から使用している洗剤や漂白剤で落とすことが可能です。染み取りに必要な物は下記の通りです。
- 中性洗剤(アタックやアリエールなど)
- 酸素系漂白剤(ワイドハイターやオキシクリーンなど)
- タオル5枚程度
- バケツや洗面器
汗染みを取る流れ
汗染みを取る際は部分洗いをしていきます。
基本的にベッドや布団の上でもできますが、濡れたタオルを使うので、出来れば布団の下にレジャーシートのような防水の物を敷いて染み取りをしていきましょう。
では染み取りの流れをご説明します。
- 洗面器やバケツに40℃~50℃のお湯を入れて、少量の中性洗剤と酸素系漂白剤を溶かす。
- タオルをひたして軽く絞る。(緩すぎるとびしょびしょになるので注意)
- 乾いたタオルの上に布団の汗染み部分を乗せる
- ②のタオルで汗染み部分を軽く叩き、そのタオルを染み部分に被せてそのまま5分ほど置く(乾いたタオルと洗剤を含ませたタオルで布団を挟む)
- ④の洗剤を含ませたタオルを取る
- 綺麗なタオルをぬるま湯で濡らして固めに絞る
- ⑥のぬるま湯で濡らしたタオルで洗剤を叩いて拭き取る
- 出来れば2日以上しっかり干す
- 布団乾燥機があれば乾燥させて仕上げる
洗剤が落ち切れない様子であれば⑦を数回繰り返すと布団がすっきりします。
汚れを叩く際は、外側から中心に向かって叩く事で汚れを広げすに綺麗にできます。
汗染みを落とす時に注意するべき事とは
洗剤を拭き取る時にしっかり叩く
叩く際は洗剤が残らないようにしっかり叩きましょう。残っているようだったら繰り返しタオルを水で絞って、叩いて落としましょう。
染み取りは晴れの日に行う
染み取りをした後は部分的に布団が濡れた状態になります。
そうすると布団全体の湿度が高くなってカビやへたりの原因にもなるので、乾きにくい可能性を考えて、できれば2日程度晴れが続く日を狙って実施しましょう。
汗染みを作らない!予防法を解説
汗染みを作らないためには、日頃からこまめなお手入れが大切です。そうする事で染みが出来にくくなります。
どのような方法があるのかご紹介していきます。
布団を定期的に干す
汗をかけば布団には水分が残って湿度が上がり、シミやカビの原因にもなります。こまめに布団を干して水分を飛ばしましょう。
布団のカバーをこまめに変える
毎日使うものなので出来れば1週間に1回程度カバーを変えるのが理想的です!
汗をかくと布団の中の汗はカバーで蓋をしてしまっている状態なので、こまめに変えて、こまめに干すのが一番汗染みを防げます。
布団に襟カバーをつける
布団は襟元が一番汗染みが出来やすい場所です。布団カバーの上に襟カバーをすることで汚れを防ぎましょう。
布団の襟カバーは販売もされていますが、バスタオルを布団の襟もとに被せるだけでも十分効果的です。
消臭スプレーを使う
「ファブリーズ」や「リセッシュ」などの消臭スプレーには、除菌効果があるものもあるので、汗の雑菌や臭いの原因菌も抑制する効果があります。2,3日に1度はスプレーをしましょう。

布団を丸ごと洗う
汗染みが広範囲の場合に、布団の洗濯表示を見て手洗いや洗濯が可能であれば、丸ごと洗うとよりすっきりします!
この服、普通に洗って大丈夫かな…?
洗濯表示ってよくわからない…そんな風に思っている方も多いのでは?
この画像を保存すれば、家でのお洗濯でもう迷わない👀 pic.twitter.com/iRJajowoDZ
— 柔軟剤のソフラン公式アカウント (@Soflan_Official) May 18, 2021
洗濯出来ない場合には浴槽でつけおき洗いをするのがおすすめです!
洗える、洗えない布団の洗濯表示とは
洗濯表示はよく見ないという方も意外と多いそうですが、洗濯表示を無視してしまうと中綿や羽毛が寄れたり固まったり、失敗する恐れがあるので最低限必要な洗濯表示をお伝えします。

液温30℃まで洗濯機で洗濯可能
液温30℃まで洗濯機を弱操作で処理可能
液温40℃まで手洗いが可能
洗濯表示の「30」の数字は液温を表しているので、数字が「40」「50」など変わった場合はその表示に従います。
家庭での洗濯は出来ない
布団の丸ごと洗いの流れ
浴槽でのつけ置き洗いの流れは下記の通りです。
- お風呂の浴槽の1/4くらいに40℃~50℃のお湯を張り洗濯一回分程度の中性洗剤と酸素系漂白剤をとかす
- 布団カバーを外した布団をつけ置きする。1時間~2時間つけると効果的です
- 汚れの部分を押し洗いする(ごしごしすると傷みやすいの注意すること)
- 一度お湯を抜いて洗剤を流し、きれいな水をいれる。
- 洗剤が落ちるまで何回か繰り返し押し洗いする。
- こすらず押しながら水分を切って、浴槽の淵に布団を干して2時間以上は放置する
- 水分が切れたら風通しのいい場所で一日干す。(叩いて形を整える)
- 2日以上干して、出来れば布団乾燥機で仕上げる。
羽毛布団を洗濯できる場合にはこちらを参考にしてみて下さい。

まとめ
- 布団の汗染みはきれいに出来る
- 汗染みは汗や皮脂の酸化によるもので、アポクリン腺という汗腺から出る汗が原因である
- 汗染み取りはベッドや布団の上で、中性洗剤と酸素系漂白剤を使用する
- 布団に付けた洗剤類はしっかり濡れタオルで叩いて落とす。
- 晴れの日が続く日に行う。
- 日頃から布団を干したり、消臭スプレーをかけてお手入れをする。
- 布団カバーはこまめに変えて、襟カバーをつけると汗染み防止になる
いかがでしたか?ベットや布団の上で染み取り作業ができるという事を知って、意外と手軽に出来そうだなと感じました。
自宅で汗染みは取れても使い込んだ布団はボリュームがなくなり、布団全体も汚れてきてしまうのでクリーニングもおすすめです。
