- 布団のカビって自分で落とせる?
- どうすればカビを予防できる?
- カビができた原因は?
久しぶりに布団を畳んだ時に見える、布団の裏側にできている黒い点々。
そう、カビです。
布団にカビが生えてしまったら、かなりショックですよね。忙しさに負けて、ついつい布団を敷きっぱなしにしていたら最後。カビは一度生えると、普通に水や洗濯用洗剤で洗うだけでは取れません。
「でも、毎日使う物だから、すぐに綺麗にしたい。」
そんな時、一体どうしたらいいのでしょうか?
- 布団のカビを取る手順について解説
- シーツや床についたカビの除菌方法も記載
- カビの予防法をご紹介
この記事では、「布団にカビができてしまった時の対処法」をご紹介します。また、カビが生えてしまう原因や、カビの予防法をご紹介します。
Contents
洗濯前にチェック!布団に合った洗濯方法は?

カビを見つけた時、焦って「早く洗濯しなくては!」と思うかもしれませんが、ちょっと待って下さい。
闇雲に洗濯してしまっては、布団を傷つけてしてしまう可能性があるので、洗う前に適切な方法を見極めなければいけません。
判断基準となるのは、次の2点です。
カビの繁殖度合いをチェック
カビの繁殖度合い
- 布団の表面だけの軽度の繁殖 ⇒ 自分でカビ取りができる
- カビの根が深く、布団の内側まで及ぶ重度の繁殖 ⇒ クリーニング店にお願いする
布団にできるカビは、一般的に黒カビです。黒カビはお風呂や敷布団の裏側のような高温で多湿な環境を好む性質があります。
黒カビは、できた場所に根のようなものを張る特徴があり、一度黒ずみがついてしまうとなかなか落ちません。
そのため、布団にカビがどのくらい定着しているかで、自分でキレイに落とせるかどうかが変わってきます。
カビの繁殖が少なく、布団の表面上に点在している状態であれば、自宅でカビ取りが可能です。
しかし、カビが布団の広範囲に広がり、中綿まで繁殖してしまっている状態は自分で洗うのが難しくなります。
布団の素材をチェック
布団の素材(特に布団の外側の生地)
- 布団の外側の素材が水洗いできる素材 ⇒ 自分で表面のカビ取りができる
- 布団の洗濯表示に洗えるマークがあり、漂白剤も使える素材⇒漂白剤を使ったカビ取りができる
- それ以外 ⇒ クリーニング店にお願いする
カビの繁殖が少なく、自宅で洗えそうな場合であっても、布団の素材をチェックしておきましょう。
自分でカビを取る方法では、水に溶かしたアルコールや重曹を使用する為、布団の中綿を包む外側の素材が、水洗いできる生地でなければ洗えません。
さらにカビの黒ずみを取る為に、漂白したい場合はより注意が必要です。布団の外側の素材だけでなく、中綿の種類や、ファスナーなどに金属が使われているかの確認も必要です。
また、付着した漂白剤をしっかり水で洗い流す作業も必要となるので、洗濯表示のマークを確認し洗えるマークがついている時のみ行いましょう。
水洗いや漂白ができない布団の場合は、クリーニング店でカビをとってもらう方法も視野に入れて検討しましょう。
キルティング加工していない布団(和布団の掛け布団など)は、家庭で丸洗いしたら中綿が偏ってしまう恐れがある為、洗濯表示が家庭での洗濯禁止のマークになっています。
しかし、洗濯禁止マークが付いている場合でも、タグには「布団のがわ地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分に乾燥して下さい。」と記載してある布団もあります。
布団の外側の生地のカビ取りであれば、中綿が偏る心配はないので、カビの繁殖度合いが軽度であれば、表面のカビ取りを行えます。
洗濯禁止マーク

水洗いできる物
ポリエステル、混紡(ポリエステルと混紡した物)、アクリル、綿
水洗いできない物
羊毛、シルク、真綿、ウレタン
補足【中綿が綿の場合】
中綿がポリエステル綿の場合は、布団を水洗いできる物が多いですが、中綿が綿の場合は水洗いが難しい布団になります。
綿は繊維の表面に油があり、この油が綿をフワフワにしています。しかし、洗濯をすると油がなくなり、綿が脱脂綿のようになって固くなってしまいます。
カビ取りをする際は、重曹やエタノールを少ししみ込ませる程度で留め、綿でできた中綿をあまり傷つけないように注意しながらお手入れしましょう。
洗濯機で洗えるマークの場合は、ネットに入れて洗濯機で丸洗いができます。
また、手洗いができるマークが付いている時は、自宅の浴槽で丸洗いが可能です。
しかし家庭での洗濯禁止マークの場合は、自宅で水洗いしてはいけない布団です。
漂白剤を使ったカビ取りでご紹介するのは、布団を漬け洗いする方法です。つまり水で丸洗いできる布団でないと試せない方法です。
漂白剤で漬け洗いをする前にもこちらの表示を必ずご確認下さい。
洗濯処理記号(100番台) | ||||
---|---|---|---|---|
従来表示 | 新表示 | |||
番号 | 図柄 | 番号 | 図柄 | 意味 |
160 | ![]() |
液温は60 ℃を限度とし、洗濯機で処理が出来る | ||
102 | ![]() |
161 | ![]() |
液温は60 ℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る |
150 | ![]() |
液温は50 ℃を限度とし、洗濯機で処理が出来る | ||
151 | ![]() |
液温は50 ℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る | ||
140 | ![]() |
液温は40 ℃を限度とし、洗濯機で洗濯出来る | ||
103 | ![]() |
141 | ![]() |
液温は40 ℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る |
104 | ![]() |
142 | ![]() |
液温は40 ℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い処理が出来る |
130 | ![]() |
液温は30 ℃を限度とし、洗濯機で洗濯出来る | ||
131 | ![]() |
液温は30 ℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る | ||
105 | ![]() |
132 | ![]() |
液温は30 ℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い処理が出来る |
106 | ![]() |
110 | ![]() |
液温は40 ℃を限度とし、手洗いができる |
107 | ![]() |
100 | ![]() |
家庭での洗濯禁止 |
- 水洗いできない素材はそもそもNG
- ウール(羊毛)、絹(シルク)、真綿などの動物性の繊維
- ファスナー、ボタン、フォックなどの金属製の金具
漂白剤の種類は、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤があります。
より強力な塩素系漂白剤の場合、漂白されすぎて色落ちしてしまう可能性もあるので、色物で使用する時は酸素系漂白剤がオススメです。
布団の表面は綿素材でも、中に真綿を使用している場合も使用を避けましょう。
自分でカビを取る手順は?

布団のカビを見つけてからする事は、次の3つです。
- 布団のカビを取る
- シーツのカビを取る
- 床や畳のカビを拭き取る
それぞれのステップで洗濯方法が異なるので、3つに分けて解説していきます。
布団やシーツを水で丸洗いしてもカビの菌は取りきれません。
通常のカビは、40℃以上になると、死滅すると言われていますが、布団で増えてしまうのは黒カビです。黒カビはお風呂のような高温・多湿な環境を好むので、お風呂のお湯(40℃)以下の水温では除菌出来ません。
黒カビを除菌したい場合は、60℃のお湯で10分ほど熱する必要があると言われています。
しかし、60℃のお湯を布団が吸ってしまっては、火傷の危険があるので手洗いはできませんよね。
布団の場合はお湯ではなく、黒カビを殺菌させるのに有効なアルコールや漂白剤を使用して除菌しましょう。
水洗いが可能な布団だからと言って洗濯機やコインランドリーを使い、水で丸洗いするだけではカビ自体は取れないのでご注意下さい。
むしろ、しっかり布団の中まで乾かしきれなかった場合、取りきれなかったカビがさらに繁殖してしまう恐れがあります。
対処法その①:布団のカビを取る方法
それでは、カビを早期発見できた時の対処法をご紹介します。
カビがあまり広がっていない場合は、次の2つの方法を試してみて下さい。
カビ取りにはエタノールや漂白剤を使用するので、よく部屋を換気した状態で作業しましょう。
重曹と消毒用エタノールを使う除菌方法

- カビの繁殖があまり進行していない時に有効
- スプレーボトルを使用して、カビの部分を狙い撃ち
- 天日干し出来れば、さらに殺菌されて◎
重曹とエタノールでカビを除菌する方法をご紹介します。こちらの方法は、カビの繁殖がそれほど進行していない場合に使える方法です。
カビはアルコール類に弱いので、エタノールで簡単に除菌できます。ご家庭にある消毒用エタノールで十分に効果を発揮しますし、無水エタノールと水を4対1で混ぜた物でも構いません。
また、「静菌作用」のある重曹と併せて使う事で、菌の増殖を抑える効果があり、カビの再発を防ぐことに繋がります。
【
用意する物】- 消毒用エタノールスプレー
⇒市販の消毒用エタノールか、無水エタノール80%+水20%を混ぜたものをスプレーボトルに入れたもの
- 重曹スプレー
⇒重曹大匙1を、ぬるま湯100mlに溶かし、スプレーボトルに入れたもの
- ティッシュまたはキッチンペーパー
- 歯ブラシ
どうしてエタノールに水を入れるの?
水で薄めていない無水エタノールでは、蒸発するまでの時間が短く、カビを十分に除菌する前に蒸発してしまいます。
消毒用のエタノールや無水エタノール80%+水20%の物であれば、アルコール濃度が低い分その場に留まってアルコールの効果を発揮するため、除菌効果があります。
- カビがある部分に重曹スプレーをタップリ吹き付けて、5分放置
- 5分経ったらカビの部分を歯ブラシで軽く擦る
- ティッシュやキッチンペーパーでカビを摘み取るように拭く
- 拭き取った後に消毒用エタノールを布団全体に吹き付ける
- 天日干して、しっかりと乾かす
布団はしっかりと天日干しをし、湿気を飛ばしましょう。水分が残っていると、カビの再発に繋がってしまします。
天日干しが難しい場合は、家庭用の布団乾燥機でも代用できます。
この方法でカビ菌はしっかりと除菌できますが、黒ずみは残ってしまいます。
黒ずみをどうしても取りたい方は、漂白剤を使った方法をご案内します。
黒ずみまで取りたい時は漂白剤を使う

- 洗濯表示に「洗濯機で洗濯できる」「手洗いできる」マークがある
- 金属のファスナーがついた布団は、漂白剤でファスナーが腐食する可能性があるので注意
- 布団を漬け置き洗いをして除菌・漂白
- 洗った後は中までしっかり乾燥できてから使用する
布団は大きいので、家庭の洗濯機で洗うのはむずかしいかもしれません。
もし洗濯機にギリギリ入ったとしても、洗剤がうまくいきわたらずに汚れが落ちないので、1度の洗濯でキレイにするためには「浴槽を使って漬け置き洗いする」のがオススメです。
黒ずみは漂白剤を用いて洗濯しなければ、なかなか取れません。
ここで気を付けたいのは、使用した漂白剤はしっかりすすいで洗い流す必要があるという点です。
重曹のようにスプレーし拭き取る手順では、布団表面に漂白剤が残ってしまいます。
重曹であれば肌に優しく低刺激なので、少し拭き残しがあったとしても人体にほとんど影響はありませが、漂白剤は強アルカリ性なので皮膚に付着してしまうと皮膚炎になってしまうケースもあります。
また、しっかり拭きとらないと独特の臭いも残ってしまうので、漂白剤を重曹のようにスプレーボトルで使用するのはオススメできません。
漂白剤の使用後には念入りにすすぎ、布団に漂白剤が残らないように心がけましょう。
【
用意する物】- 酸素系漂白剤
⇒粉タイプでも、液体タイプでもOK、容器に記載してある洗濯1回分くらいの量
- 洗濯用洗剤
⇒洗濯1回分くらいの量
- 40℃〜50℃のお湯(浴槽の4分の1)
どうして酸素系漂白剤を使うの?
漂白剤には酸素系と塩素系があります。塩素系漂白剤のほうがより強力な洗浄力がありますが、強すぎるので布団が傷んだり、色落ちしたりしてしまうリスクがあるので、オススメできません。
その為、酸素系漂白剤を使用して漬け置き洗いをする方法をご紹介します。
- 浴槽に40度~50度のお湯を4分の1程度ためる
- お湯に洗濯1回分くらいの酸素系漂白剤と、洗濯用洗剤を溶かして洗浄液を作る
- 布団を1〜2時間程つけ置きする
- 汚れた部分を押し洗いする(手や足を使って、押したり離したりを何度か繰り返す)
- 洗浄液を流し、キレイなお湯に入れ替え、押し洗いの要領で布団をすすぐ
- 泡が出なくなるまですすぎを繰り返す
- 浴槽の淵に布団をかけて、1時間ほど水気をきる(かなり重いので注意)
- 形を整え風通しの良い場所で干す
- しっかりと乾いたら完了
酸素系漂白剤は水よりも40℃〜50℃のお湯のほうが、洗浄効果が高くなります。
汚れのひどい箇所があれば、洗濯洗剤などをつけた歯ブラシで擦ると落ちやすくなります。
浴槽の洗浄液を抜いた後は、お湯を溜め、念入りにすすいでください。足で踏みながら中に含まれた洗浄液を絞り出すようにすすぐと効果的です。
すすぎ終わったら、浴槽の縁にかけ脱水をします。二つ折り・三つ折りにして少しずつ脱水し、水が垂れなくなったら完了です。
かなり重たいので、腰を痛めないように注意しましょう。
布団の乾燥は、自然乾燥だと1日では乾ききらない可能性もあるので、2日以上はかかることを想定し、天気予報をチェックしながら晴れが続くタイミングで洗濯する方が安心です。
対処法その②:シーツのカビを取る方法

シーツは、漂白剤で漬け置き洗いをするのがオススメです。
【
用意する物】- 酸素系漂白剤
- 40℃〜50℃のお湯
- バケツや桶など、シーツを漬け置きできる容器
お湯は熱めを用意すると◎
バケツに入れて1時間ほど漬け置きしますが、浴槽と違いお湯の温度が下がりやすいので、熱めののお湯を用意する方が効果的です。
- バケツにシーツがヒタヒタに浸かるくらいのお湯を入れる
- お湯の量に合わせて、酸素系漂白剤の裏表示にしたがい、規定量をお湯に溶かす
- シーツを入れて1時間ほど漬け置きする
- 酸素系漂白剤で漬け洗いした後、ネットに入れて洗濯機で洗い・すすぎ・脱水をする
- 洗い終わったら天日干しする
1時間つけ置きすれば、しっかり除菌はされますが、カビの根が深いと黒ずみが落ちない事もあります。
その場合はさらにもう1時間漬け置きして様子をみましょう。
それでも落ちない場合、これ以上の漬け置きはシーツを痛めてしまう可能性があるのでやめましょう。
対処法その③:床や畳のカビを拭き取る方法

布団だけ洗って安心していては、残っていた床や畳のカビがまた布団に付着して繁殖してしまいますので、布団の掃除と合わせて掃除しなければいけません。
【
用意する物】- ウェットシート
- 消毒用エタノール
- ティッシュまたはキッチンペーパー
ウェットシートで拭くのはなぜ?
床や畳に生えているカビに掃除機を掛けると、掃除機の風でカビの胞子は周囲に散らばり、カビが他の場所に移ってしまう原因になります。
カビを取る際は濡れたウエットシートで拭き取れば、カビの胞子を水分で絡めとり、散らばり防止になります。
拭き終わったら、そのまま捨てられるのも便利です。
- ウェットシートでカビが生えている部分をそっと拭き取る
- カビを拭き取ったところに、消毒用エタノールを吹き付け1分待つ
- ティッシュやキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
表面だけのカビであれば、エタノールスプレーを吹き掛け除菌し、少し待った後に水気をしっかりと拭き取って下さい。
除菌に漂白剤を使うと、色落ちやフローリングをいためる原因となるので、使用は控えて下さい。
カビがフローリング内部にまで繁殖してしまった場合は、専門の業者に依頼するしかありませんので、なるべく毎日布団を上げてカビを生やさないよう心掛けたいですね。
コインランドリーで布団のカビは取れる?

- 布団に洗濯機で洗濯できるマークが付いている
- 漂白剤を使用しても良い素材でできている
コインランドリーで販売されている漂白剤と組み合わせて使用すると除菌できます。
ご利用前は、布団が洗濯機で洗えるものかを確認し、漂白剤が使いない素材が含まれていないかもチェックしてから使用して下さい。
補足として、乾燥機の乾燥温度は「低温・標準・高温」など温度が設定でき、低温が「50度」標準が「65度」高温が「85度」です。
殺菌される温度で言えば高温の「85度」が黒カビに有効ですが、布団は1時間以上乾燥が必要な為、高温で長い時間乾燥にかけると布団を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。
高温乾燥が可能な布団かどうかは、洗濯表示にマークで記載してあるので、確認してみましょう。
コインランドリーについてまとめた記事も、参考にどうぞ。


自分で取るのが難しい時は?

- カビの根が深く、広範囲に広がってしまい、手作業で除去するのが難しい
- 布団が水洗いできない素材でできている
クリーニングのプロにお任せすれば、的確にカビを取り除いてくれますが。それなりの費用が掛かります。
クリーニングにかかる費用と時間を考えると、買った方が早い場合もあります。
以下2点を読み、自分にとってどちらが合っているのか判断するときの参考にしてみて下さい。
洗濯のプロに任せる
布団のクリーニングは、布団の丸洗いをしている布団屋さんか、町のクリーニング店で頼むことができます。
クリーニングのプロなら、布団に合わせた洗浄方法で、布団を傷つけずに布団の中まで除菌してくれます。
しかし、クリーニングでも浸食が酷いと黒い斑点は残ってしまうそうです。プロでも取りきれない場合があるほど、黒ずみ汚れは取りづらい物だということを覚えておきましょう。
このように、クリーニングをお願いするメリットは「面倒なカビ取りを、布団を傷つけずにしてもらえる」という点です。
対してデメリットは「費用の高さ」です。
布団の種類やお店の料金設定にもよりますが、1枚3800円〜5500円ほどかかります。
布団を買い変える
予算が5000円ほどあれば、布団が買えます。
例えば掛け布団もしくは敷布団1枚で3,000円から販売されています。
掛け布団・敷布団・枕に収納袋までついた4点セットで3,980円というものもネット通販で販売されているので、かなりお値打ち価格です。
即日配達してくれる通販サイトで購入すれば、次の日には届くので、すぐに新品を利用できます。
場合によってはクリーニングが仕上がるのを待つより早く家に届くので、購入を検討されるのも良いと思います。
今すぐ実践したい!カビの予防法

カビを取るための洗濯も、大きな布団相手ではかなり重労働になりますし、クリーニング店やコインランドリーに持っていくのも一苦労。
できれば、カビを生やさないに越したことはありませんよね。
ここではカビが布団で増える原因を明らかにし、カビが繁殖しないようにする予防法を考えていきます。
カビが布団で増える原因
実は、カビは見えなくても空気中に存在しています。
カビの胞子は空気中を漂いながら居心地の良い場所を探し、根を下ろします。
つまり、布団はカビが根を下ろして繁殖してしまう環境が揃っているのです。
カビが好む環境とは一体どういったものでしょうか?
【カビが好む環境】
高湿度(80%以上)
暖かい温度(20〜30℃)
養分
カビは、上記のような高温・多湿な環境を好みます。そこに、人の体から出た皮脂や汗といったカビにとっての養分が加わることで、カビには最高に繁殖しやすい環境になっているという訳です。
お風呂にカビが生えるのと同じです。
それでは、どんな時に布団にカビが生えてしまうのでしょうか?
【カビが布団に生えるのはこんな時】
- 万年床にしていて、布団を敷きっぱなしにしている
- 寒い日に結露して、布団に湿気が溜まっている
- フローリングに直接布団を敷いて寝ている
- 寝汗をかいたまま放置
カビが生えるのは、このように湿気を溜め込んだ状態で布団を使い続けてしまった場合です。
湿気がたまりやすいのは梅雨のイメージがありますが、意外と冬も結露で暖かい布団に湿気が溜まってしまうので油断できません。
寝汗をたくさんかく夏も、カビの危険は潜んでいるので、カビを防ぐには日頃の対策が必要になってきます。
カビ対策は湿気を除去すると効果的
カビが生える原因をお話ししましたが、逆に言えば「温度」「湿度」「養分」の3つの繁殖する原因を取り除いてしまえば、カビの増殖を押さえ込むことができます。
この中で一番簡単に取り除けるのは「湿気」です。
「温度」は、布団を使用する以上、体温で暖かくなってしまうのは仕方がありません。
そして「養分」も、布団を毎日洗うのは難しいのでなかなか取り除けないですよね。
つまり、「湿気」を日頃ため込まないようにして布団にカビが生えないように予防するのが最も効率的だと言えます。
カビの予防グッズ3選
こまめに布団を畳んだり、天日干しできればカビが発生しないのは皆さんご存知だと思います。しかし、忙しい毎日の中で、ついつい敷きっぱなしになってしまう方も多いはず。
そこで、布団に湿気をため込まないために使える便利グッツを3つご紹介します。
カビ予防グッズその①:除湿マット
布団を敷いて寝ると、布団の裏側に湿気が溜まりやすくカビが発生しやすい環境ができてしまいます。
布団を毎日上げ下げするのは、大変でできないという人は、こちらの除湿マットを使ってみて下さい。
特にフローリングの上に布団を直接敷いて使用していると、湿気が篭りやすいのでこちらがオススメです。布団の下に一枚除湿シートを敷くだけで数日間は布団を敷きっぱなしにしても湿気を吸い取ってくれるので安心です。

画像引用:Amazon / sunnyskies
商品:除湿シート 寝具用除湿マット シリカゲル入り 洗える 吸湿シート 吸湿センサー付き – sunnyskies 防ダニ 防カビ 防臭加工 梅雨対策 調湿シート 健康守る
価格:1.950円
カビ予防グッズその②:布団干しスタンド
布団を干すためのスタンドです。室内に置いておけば、布団を効率よく干せます。
布団を普通に畳んでおくよりも通気性がいいので、普段使いもできますが、雨の日でも室内で布団が干せるのが便利です。

画像引用:Amazon / ekans(エカンズ)
商品:ekans(エカンズ) 伸縮式多機能ふとん干し ダブルバータイプ EX-701W
価格:4,480円
カビ予防グッズその③:スタンド式のすのこ
すのこベットという商品があるように、すのこを布団の下に敷くと、通気性がよくなりカビ対策になります。
折り畳めるものであれば、布団ごと折り畳め部屋を広く使えますし、スタンドに干しているのと同じ効果が得られるのでオススメです。

画像引用:Amazon / サン・ハーベスト
商品:スタンド式 すのこベッド 2つ折り式 折り畳み すのこ 二つ折り 木製 湿気 (セミダブル.)
価格:13,980円
まとめ
- 布団の外側の素材が水洗いできる素材で、表面だけにカビが繁殖している状態であれば自分でカビ取りができる
- 布団の洗濯表示に洗えるマークがあり、漂白剤も使える素材であれば、漂白剤を使ったカビ取りができる
- 布団が洗えない素材であったり、カビの根が深く布団の内側まで繁殖していたりする場合は、クリーニング店にお願いする
- カビの予防には布団の湿気を取り除くと効果的
除菌はエタノールスプレーを使えば簡単に行えますが、黒ずみは簡単には取れません。
とはいえ、黒ずみが取れなくても、しっかりと除菌・乾燥されていれば健康に悪影響はありません。
洗いすぎて傷つけてしまっては、布団の寝心地が悪くなってしまうので、洗い過ぎには注意しましょう。